神奈川3区 古谷やすひこ様の回答

【 財政・社会保障 】
1) 見直しが必要と考えている現行の事業を挙げてください。また新設・拡大もしくは不要・縮小が必要とされる事業とその具体的方策案も教えてください。
税金の使い方として、“聖域”なく徹底的にムダ遣いをなくす。不急不要の大型公共開発事業の見直し、誰もが手をつけない“聖域”である年間5兆円の軍事費にも適正にムダをなくす。年間320億円の政党助成金は全廃する。
税金の集め方として、能力に応じて税金を負担する、当たり前の原則を貫く(ここでも“聖域は作らない”)。この20年の間で下げられ続けてきた法人税を適正に戻す。大資産家への優遇税制も、適正に戻していく。

 

2) 企業・個人からの不正献金や事務所費の虚偽報告などが問題になっていますが、「政治とカネ」について、その透明性・公正性を確保するための政策を考えていますか。
何よりも、企業や団体からの献金を禁止する事を法制化する(抜け道もなくす)。企業・団体からの献金は、昔から「ワイロ」と呼ばれていたはず。「ワイロ」に、いいワイロも、悪いワイロもない。

 

3) 税金の使い道と決まった先でそれをどのように生かすかについて、教えてください。
まずは、社会保障分野と教育分野に優先的に使っていく。社会保障分野では、世界から比べても異常に高い窓口負担金を75歳以上のお年寄りと就学時未満の子 供たちから無料にします。教育分野では、高校の教育費の無償化を実現させる。世界一高い大学学費も軽減し、やがて無償化の流れへと持っていく。

 

 

 

【 雇用 】
4) 環境政策で雇用を創出できると思いますか?可能な場合、具体的な政策案を教えてください。
可能だと思います。しかし、現状の労働者が守られないルールのままではダメ。「雇用は正社員が当たり前の社会」にしていく。正社員の方も、法律で残業時間を規制して、長時間労働をなくします。
その上で、新たな環境分野の産業を育成していけば、必ず雇用はうまれます。

 

5) 就職活動の早期化、長期化が問題となっていますが、それを改善する考えはありますか。
改善すべきだと思います。私自身も、大学3年生になると「就活」で走り回っていた思い出があります。これでは、本来何をしに大学に来たのかが分からなくなってしまいます。まずは、実態を調査し、法整備も含めた改善策をとります。

6) フリーターやニートに対する対策はありますか。
まずは、職業訓練を受けやすくする制度を整えます。有給にしたり、訓練貸付制度を創設したり、訓練期間中も生活に困らない援助を行ないます。
今の雇用悪化を容認し、若年層の雇用環境を悪くしているのは、政府の責任。いす取りゲームで、正社員のイスを圧倒的に減らしたのは、政府の責任。今はやっと座れたと思ったら、非正規のイスばかりという状態。これは、若者には全然責任はない、政府の責任です。

 

 

 

【 経済格差 】
7) 社会保障全般をこれからどのように改革していくか、以下の項目をふまえてお答えください。
① ホームレスの人の再就職と生活安定のための政策
大量の失業者やホームレスを生み出したのは、労働者派遣法という法律をゆるめて、どんどん派遣労働者が増え、そうするとクビを切ることも簡単、切られると 寮からも追い出され、収入が途絶えてしまうという構造を作ってしまった政治の責任。労働者派遣法は抜本改正して、昔のように「正社員が当たり前」の社会を 作っていく。
また少なくとも、ワーキングプアの方々や失業者には、住居の支援と生活支援、そして就職支援を総合的に行なうことが大事。

② 年金・医療保険について
[年金]
無年金者や低年金を解決するために、最低保障年金制度の創設する。全ての国民が当面5万円の最低額を保証し、その上に支払った分だけ上乗せしていく。国民年金の満額受給金額を8万3千円へと引き上げる。年金受給条件も10年ぐらいに引き下げる。
[医療保険]
後期高齢者医療制度の廃止。窓口負担金の無料化を目指す。国民健康保険料を一人一万円引き下げます。国保証の取り上げをやめる。
また、医療体制を整える。医師や看護師を計画的に増員する。公的医療機関への支援を強める。

③ 障害者や母子家庭を保護する法律が取りやめになっている現状について
障害者の方々に負担を求める国は日本だけ。そんな障害者自立支援法は、抜本的に改正します。
また、母子家庭のみなさんへの加算がなくされました。今の母子家庭の平均年収は237万円です。これはあまりにもひどすぎる。母子加算の復活をさせるとともに、児童扶養手当の拡充、子供の病気や保育などへの手当てなどの支援を強めます。

④ 老人施設への入居希望が200人待ちを超える、現状の高齢社会に対する認識と対策について
年をとればとるほど厳しい社会になっている。施設が少なすぎて入居できない。限られた収入源である年金からは取られるものばかり。お金がないと安心して老後が過ごせない社会は健全ではない。
本来の高齢者が大切にされ安心して老後が送れる社会の実現を目指していきます。後期高齢者医療制度や窓口負担金は上述のとおり。国の責任で、特養の建設を促進させます。

 

 

 

【 ジェンダー・子ども 】
8) 出産費用をはじめかかる費用、出産場所、産後のサポート、小児科や教育(保育園、幼稚園をはじめ学校関係)、他にも女性が産休を取り、またきちんと復帰が 出来るような補償、悲惨な事件やいつ何があるか分からない中に子供を送り出していく等の不安の改善…、色々な意味で子供を育てやすい環境になったら、産み たいと思う人が増えて少子化だけでなく今後の経済にも良い影響が出ると思いますが、そういった体制を整えていくのはまだまだ時間が必要なのでしょうか?
(未婚・既婚関係なく、女性をとりまく問題全般についての考えをお答え下さい。)
この要望は当然のものだと考えます。安心して生み育てる環境を整えることは、社会全体にとっても優先順位の高いものだと考えます。検診・出産費用の無料 化、激務の産婦人科医を抜本的に増員をはかることで、お産場所を拡充する。小児科も同様。就学前の教育費や医療費は無料にする。
また妊娠・出産による不利益をこうむらないように法整備を行なう。

 

 

 

【 未来 】
9) 日本は今後30年間で、どのような発展戦略を採っていくべきと考えますか?
「発展戦略」の定義が難しいが、国民にとっての権利がさらに充実していく社会にすべき。国民の暮らしと権利を守る「ルールある経済社会」を築く。憲法9条を活かした自主自立の平和外交を発展させる。

 

 

 

【 食糧・農業・環境問題 】
10) 食料自給率や将来のエネルギーについて、どのように考えていますか?具体的な政策案がありましたら教えてください。
食料自給率を上げることは日本の責任、私たちはまずは50%まで回復させる為に全力を挙げます。そのために、「農産物の所得保障と価格保障を組み合わせること」「輸入農産物の自由化をストップする」。当然、日米FTA交渉には反対です。
エネルギー政策については、温暖化抑制の為にも自然エネルギーの開発・普及に全力を挙げます。

 

11) 開発と環境保全は相容れないものでしょうか?開発と環境保全が共存できるシステムデザインを1例、具体的に挙げてください。

 

 

 

【 教育 】
12) 社会保障や産業育成など重要な政治課題がある中で、成果が見えづらい「教育」に投資することをどう考えますか?
全ての子供に教育を保障する事は、その社会が将来にわたって発展していく基盤ともなるものです。必ず必要なものです。
しかし、日本の教育予算は、OECD加盟国の中では最下位。大きく立ち遅れている。これはすぐにでも改善すべき課題。

 

13) 性教育に関してどうお考えですか?そこから付随する若者に蔓延する性病・エイズへの対策、性産業の被害に遭う若者への対策もあればお教え下さい。
子供たちに身体や心の仕組み・性の多様性などを伝え、自己肯定感情をはぐくむ性教育を進めていきます。

【 外交・国際問題 】
14) 戦争による環境破壊や人権侵害をなくすにはどのようにすれば良いと思いますか?その為に日々心がけていることは何ですか?
戦争は最大の人権侵害であり環境破壊行動でもあります。私は、世界でも先進的な平和憲法の精神が世界中に広がるような働きかけをすべき。具体的には、日々の演説で訴えています。

 

 

 

【 人となり 】
15) 国民のために政治生命をかけられますか?あなたの政治的な立場が危うくなっても真実を語ってくれますか?
私たちには、何のタブーも規制もありません。そして私たちの政治信条として、国民の立場を守り抜く。
また、これがたとえ党内の問題であっても同じです。

 

16) なぜ政治家を志すのですか?またどんな政治家になりたいですか?尊敬する政治家、具体的な目標と達成へのプロセスなどふまえて、教えてください。
国民の要求を実現させる為。それを実現させる政治家になりたい。難しい質問ですが、私たちは、政治家の肩書きがついてもつかなくても、常に国民の中にいて国民の為の政策をすすめるために活動しています。

 

17) 今もっとも重要視している政策は何ですか?どうしてそれをしたいのですか?またそのために今何をしていますか?
雇用政策・経済政策・環境政策は特別重要視しています。これらは現在の最大の課題であるとともに、すべてが関連しているからです。そのために掲げた政策を一歩でも二歩でも前に進めるために、国会内外で活動をすすめています。

 

 

【 制度・市民参加 】
18) 自分の税金の使い道や議会の決議を国民の投票で決定できるようにしてくれますか?また子どもの考えや意見を国会に反映させる機会を作れますか?
市民参加は大いに広げていくべき。

 

 

 

【 その他 】
19) 選挙に行かない、年金を支払わない若者が多くいるのは国に信頼を寄せていないからだと思いますが、その信頼を勝ち取るために国はどうあるべき、どうするべきだと思いますか?
「何のために政治をやっているのか」その本分に立ち返るべきだし、その本分に従って行動すべき。

 

20) その反対に、意識を高く持ち、社会的な活動をしている学生も多くいます。今後、そのような学生と行政が手を取り合い、未来を築いていけるような取り組みを考えていますか?考えていれば、具体的な内容をお願いします。
そういう意識の高い学生さんたちの団体が行政と対等平等に協力関係を確立させることが必要。

 

 

 

○最後に次世代を担う若者に熱いメッセージを!
誰もがいろんな思い(願い)をもって、この社会に生きているはずです。
それをどこかで妥協したり、見えないようにしてしまったりして、夢をあきらめることが多いのではないでしょうか。
私たちは、自分も含めた国民にとって、これはいいことなのか、悪いことなのかを判断し、そしてそれを何の規制もタブーもなく、行動できる政党です。
これからは、政治の世界、流動化します。これは国民にとっては大きなチャンスだと思います。これまで政治は遠い世界の出来事だったものが、自分たちがこうして欲しいと思うことが自分たちの働きかけで実行できるように変わるチャンスです。
ぜひ自分の夢をあきらめないで、実現させて欲しいし、もしそれが実現できなければ、実現を阻んでいるものは何なのかよく見極めて欲しい。
私たちも完成された人間でも組織でもありません。だから、まだまだ成長していける、そう確信しています。

 

※ 今後私たちが、気軽に質問できたり意見を伝えたりできる連絡先(公表できる)があれば教えてください。(メール/TEL/FAXなど)

日本共産党南関東ブロック事務所   045-324-0922

以上

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